三重県を拠点に活動するシンガーソングライター・世優子さん。2027年4月に、四日市市のコンサートホールで自身初となるホールワンマンライブの開催を控えています。
これまで自分のペースを大切に活動してきたという世優子さんが、なぜ今、大きな挑戦に踏み出そうとしているのか?
音楽への思いや、支えてくれるファン、地元・三重への思いについてお話を伺いました。
| 世優子(ようこ) 三重県松阪市出身。2017年よりシンガーソングライターとして活動を本格始動。三重県を拠点に、名古屋・大阪・東京のライブハウスなどでも活動を展開する。2027年4月、四日市市のコンサートホール「ムーシケ」にて、初のホールワンマンライブ『天下繚乱』を開催予定。 |
地元・三重で活動するようになって感じた変化
もともとは名古屋や大阪、東京といった大都市を中心に活動していました。県外でライブをすることにやりがいを感じ、それが音楽活動の正しい道だとも思っていました。
そんな中、地元である三重県内で活動してみると、現地の方から温かい反応をもらえて、地元にも応援してくれる人がいるんだと実感できたんです。
最近では、地元のファンの方が名古屋のライブにまで足を運んでくれることもあります。三重での活動をきっかけに、人とのつながりそのものが広がっている。それが、本当にうれしいですね。
松阪での手応えが、次の挑戦につながった

大きな転機になったのが、去年に地元・松阪で行ったワンマンライブです。
想像していた以上に人が集まってくれて、その経験が自信につながりました。
これまでは、自分に見合ったキャパシティで目標を立てるようにしていました。無理をせず、マイペースで活動することを大切にしてきたんです。
でも、松阪でたくさんの方に来てもらえたことで「もっと大きな場所にも挑戦できるんじゃないか?」と考えるようになりました。
だから今回は、あえて大きな夢に挑むことにしたんです。
2027年4月に四日市で開催するホールワンマンは、200人規模の会場です。本音を言うと「本当にやれるんだろうか……」とプレッシャーを感じる瞬間もあります。
それでも、この挑戦に後悔はありません。今は前向きな気持ちで準備を進めています。

強い言葉の奥にある「生き切る」という思い

これから大きな挑戦をしていきますが、音楽そのものに対する姿勢は変わりません。
私は曲を作るとき、先に歌詞を書いて、その言葉にメロディーを当てはめていくやり方をしています。例えるなら、パズルを組み立てる感覚に近いかもしれませんね。
村上春樹さんの小説などから、言葉選びの影響を受けている部分もあります。ありきたりな言葉ではなく、自分自身の言葉で表現したいという想いがあるんです。
歌詞の中に強い言葉を使うこともあるので、攻撃的だと言われることもあります。でも、その歌詞の奥に込めているのは「人生をきちんと生き切る、全うする」というメッセージです。
強い言葉を使うのも、誰かを傷つけたいからではないんです。伝えたいことを、自分自身の言葉でストレートに表現しています。
地元・三重への思いを込めた1曲
実は、三重県のことをテーマにした曲もあるんですよ。
私にとっては自己紹介であり、地元の魅力を伝える1曲でもあります。
県外の方には三重を知ってもらうきっかけになりますし、地元の方にはすごく共感してもらえるのでとても嬉しいです。いつも大切に歌っています。
支えてくれるファンと一緒に歩んでいく

活動を続ける中で、いつも順調だったわけではありません。
最近はSNSで厳しい言葉をいただくことが増え、正直、落ち込んでしまうこともあります。
強い歌を歌っているように見えるかもしれませんが、実際はメンタルが強いわけではないんです。
そんなときに支えてくれるのがファンの方たちです。私が落ち込んでいるときには、「気にしなくていいよ」と励ましていただくこともあります。

ライブではサプライズを用意してくれることもあり、ペンライトを配ってくれたり、誕生日を祝ってくれたりします。
ファンの方たちとは、一緒に頑張っていくチームのような、信頼できる関係を築けていると感じています。
三重から、もっと音楽を届けたい
三重県内には、私以外にも音楽に情熱を注いでいる人がたくさんいます。三重の音楽シーンがもっと盛り上がってほしいと、いつも思っています。
昔は音楽をやるなら、東京のような都会に出なければダメと言われていた時代もあったかもしれません。でも今は、ネット文化の発達によって、どこで活動していてもチャンスがある時代になりましたよね。
私自身も三重を拠点に活動しながら、県外にも音楽を届けていきたいと思っています。
まずは四日市でのホールワンマンを通して、三重県のみなさん、そして四日市市民のみなさんに、自分の活動を知ってもらいたいです。
この街で、新しい景色を見せられるように、頑張っていきます。