「四日市って何もないんじゃない?」
そんなイメージをくつがえすように、三重県四日市市がいま“日帰り旅”の行き先として注目されています。
名古屋から近鉄で約40分。駅チカには観光・グルメ・癒やしのスポットがぎゅっと集まっています。

今回は、車なし・公共交通だけで楽しめる「日帰り旅モデルコース」をご紹介!
【こんな体験が1日で叶います】
移動はすべて電車・徒歩・送迎バスといった公共機関で完結。運転に自信がない方や、初めての訪問でも安心です。
それでは、名古屋から四日市への日帰り旅をスタートしましょう!
- 紹介している時刻や営業時間は変更になる場合があります
- 最新情報は各施設の公式サイト等をご確認ください
【出発】名古屋から四日市まで近鉄電車でスムーズに

名古屋から気軽に出かけられる四日市は、日帰り旅行にぴったりなスポットです。
まずは、近鉄急行でのアクセスをご紹介します。
近鉄急行で約40分の楽々アクセス
朝は名古屋駅から、のんびり出発します。
四日市までは近鉄急行で約40分。乗り換えなしで到着できるので、初めて訪れる方でも安心です。
参考:
指定席を取らなくても、平日やお昼前後なら座れることが多く気軽に移動できますよ!

四日市に到着したら駅の南口を降ります。
【午前】近鉄四日市駅の周辺で行動
観光の拠点におすすめなのが、近鉄四日市駅です。駅前には商店街や観光スポットが集まっており、日帰り旅には便利な立地です。
他のスポットに移動する際にも、電車やバスでのアクセスが容易で、タクシー乗り場もあります。
なお、今回のコースではJR四日市駅は利用しません。両駅は徒歩で約20分ほど離れているため、アクセスの良い近鉄線をメインに巡っていきます。
四日市の商店街をぶらり探索

まずは駅前の一番街商店街をのんびり歩いてみましょう。
レトロな雰囲気のアーケードには、昔ながらの飲食店やおしゃれなカフェが並び、ぶらっと散策するだけでも楽しめるエリアです。
ランチで「名物とんてき」を実食
ランチには、四日市名物「とんてき」をぜひ体験してみてください。がっつり系のご当地グルメながら、観光客にも人気の定番メニューです。
おすすめのとんてき店「中華料理 一楽」

「一楽」は、一番街商店街に入ってすぐの左側にあります。
厚切りの豚ロースににんにく入りの甘辛ダレを絡めた「四日市とんてき」は、食べごたえ抜群の一皿です。
とんてき以外にも、ラーメンや炒飯、餃子といった中華メニューも充実しています。

にんにく抜きにも対応しているため、苦手な方でも安心ですよ!
食後のカフェタイム
とんてきを食べたらコーヒーや紅茶でホッと一息つきましょう。商店街にはカフェもたくさんあります。
おすすめのカフェ「ラジ・カフェ・アパートメント」

昭和ビルをリノベーションした「ラジカフェ」。アンティーク調の家具が並ぶ落ち着いた空間で、旅の合間にゆっくりとくつろげます。
自家焙煎のコーヒーと一緒に味わいたいのは、彩り豊かなタルトや濃厚なチーズケーキ。盛り付けにもこだわっていて、写真映えを楽しみたい人にもおすすめです。
【午後】四日市らしさに触れる観光スポットへ
とんてきランチでお腹を満たしたあとは、駅近くで四日市の魅力をじっくり体感できる観光タイム。
午後は、リラックスしながら学びも楽しめる以下のスポットを巡ります。
- そらんぽ四日市(プラネタリウム&博物館)
- じばさん三重
見学|リラックスと学びの施設「そらんぽ四日市」

「そらんぽ四日市」は、プラネタリウムと博物館が一体となった複合文化施設です。
ここでは、星空観賞と地元の歴史を一度に楽しめます。屋内施設なので、天気に左右されずゆったり過ごせるのもポイントです。
ギネス認定の「プラネタリウム」

そらんぽ四日市のプラネタリウムは、約1億4千万個の星を映し出す性能で、2016年にはギネス世界記録に認定されました。
ドーム全体に広がる星の海に包まれるような感覚で、非日常の世界に引き込まれます。

座席は自由席で、後方中央が特に見やすくおすすめです!
当日券でも気軽に入場できるため、旅の流れに合わせて立ち寄りやすくなっています。
四日市の歴史を学べる「博物館」
プラネタリウムの次は、同じ建物内にある博物館エリアも見て回りましょう。
ここでは、四日市の産業や暮らしの歴史、公害からの復興の歩みについて、さまざまな展示を通じて学べます。
「各時代の街並みを再現したジオラマ」や「当時の貴重な映像資料」などもあり、世代を問わず楽しめる工夫がされています。
買い物|お土産探しは「じばさん三重」
そらんぽ四日市を出たら、すぐ隣の「じばさん三重」にも立ち寄ってみてください。
三重の伝統工芸や名産品がそろう、お土産スポットです。
店内には、萬古焼(ばんこやき)の陶器や、四日市のゆるキャラ「こにゅうどうくんグッズ」など、地元らしさが感じられる商品がずらり。
実用的でかわいくて、お土産にぴったりなアイテムがそろっています。
【夕方〜】日帰り旅の後半は四日市の絶景&グルメ

午後の観光を終えたら、夕暮れの絶景とディナーを楽しみましょう。
心もお腹も満たされる3つのスポットを巡ります。
- 四日市コンビナートの夜景クルーズ
- 話題のコンテナ型フードスポット
- 隠れ家ワインバー
それぞれの楽しみ方を、順番にご紹介します。
鑑賞|工場夜景クルーズで特別なひととき
日が沈みかける頃、近鉄四日市駅の構内にある「四日市物産観光ホール」前から、夜景クルーズの送迎バスが出発します。
専用船着場に到着して、19:00頃にクルーズ船が出航します。
空は夕焼けからブルーモーメントへと移り変わり、工場の灯りが水面に映る幻想的な光景が広がります。煙突の炎や機械の音までリアルに感じられ、まるで映画の中にいるような体験ができます。
なお、足元が揺れることもあるので、ヒールよりも歩きやすいスニーカーがおすすめです。

スマホでもじゅうぶん綺麗な工場夜景が撮影できますよ!
ディナー|話題のコンテナ型フードスポット

クルーズから四日市駅に戻る頃には、そろそろお腹もいい感じに空いてくるタイミング。
駅近くにある「E-YAN CROSS PORT YOKKAICHI(クロスポート)」は、コンテナをリノベーションしたフードエリアです。
ハワイアンやメキシカン、クラフトビールバーや創作スイーツ店など、複数の飲食店が並んでいます。

シェアして楽しめる料理も多く、軽めの夕食にもぴったりです!
開放感のあるテラス席もあり、カジュアルに四日市グルメを堪能できます。
二次会|隠れ家ワインバーで大人時間

夜ごはんのあと、もう少しゆったり過ごしたいという方には、隠れ家的なワインバー「wine & kitchen vélo(ヴェロ)」がおすすめです。
落ち着いた雰囲気の店内では、自然派ワインとカジュアルなフレンチ料理が味わえます。
ミシュラン東海にも掲載された実力店で、料理・ワインともにクオリティが高く、満足できること間違いありません。
お酒が好きな人もそうでない人も、一日の締めくくりにホッとひと息つける場所です。
【帰り道】名古屋へは近鉄急行で快適アクセス

以上が、四日市の日帰り旅のモデルコースです。

お疲れさまでした!
【追加情報】四日市の日帰り旅を快適にするコツ

ちょっとした工夫や事前準備で、旅の満足度はぐっと上がります。
ここからは、四日市をさらに快適に楽しむためのヒントを2つご紹介します。
- 駅ロッカーを活用して身軽に観光
- パンフレットは観光案内所でゲット
旅先でのちょっとした不安を減らして、気持ちよく過ごせるコツをまとめました。
駅ロッカーを活用して身軽に観光

近鉄四日市駅の北改札・南改札、あすなろう四日市駅にはコインロッカーがあります。
お土産や大きな荷物を預けて、身軽に街歩きを楽しめます。
パンフレットは観光案内所でゲット

近鉄四日市駅すぐの「四日市物産観光ホール」では、パンフレットや観光マップを配布中。
最初に立ち寄って情報を集めておくと、旅の流れがよりスムーズになります。

四日市には、本記事で紹介しきれなかった魅力がまだまだありますよ!
【まとめ】四日市で日帰りでも充実した1日を

四日市は、名古屋から日帰りで行ける「ぶらり旅スポット」として、グルメ・体験・癒やしが揃ったバランスの良いまちです。
駅チカでアクセスも抜群。今回ご紹介したプランを参考に、次の週末はぜひ四日市を訪れてみてください。
思わず写真に残したくなる景色と、五感で楽しめるグルメがきっと心を満たしてくれますよ。