【最新版】三重県の人口推移とエリア別の魅力!暮らしと観光の今を分析
「三重県の人口は今どれくらい?」
「どの市町村が多い?」
「今後どう変わっていくの?」
この記事では、そんな疑問にまとめてお答えします。
2025年1月時点の三重県の総人口は約174万人。20年連続で減少が続いていますが、エリアによって状況はまったく異なります。
工業都市・四日市市を中心とする北勢エリアは人口が安定している一方、南部の東紀州エリアでは過疎化が加速。同じ「三重県」でも、北と南では別の県といっても過言ではないほど、人口の実態には差があるのです。

この記事を読めば、三重県の「今」と「これから」が一気にわかりますよ!
本記事でわかること
- 市町村別人口
- 20年間の人口推移
- 各地区の特徴
- 暮らしやすさ・移住支援
観光で訪れたことがある方も、将来の移住先として検討している方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
三重県の地域特性

三重県と聞いて、何を思い浮かべますか?
伊勢神宮、松阪牛、熊野古道…観光地のイメージが強い方も多いかもしれません。でも実は、四日市市を中心に大規模な工業地帯を持つ「ものづくりの県」でもあります。
三重県は29の市町から構成され、北は名古屋圏に接し、南は和歌山・奈良へとつながる細長い地形が特徴です。

産業・環境・自然・観光など、エリアごとに異なる文化や暮らしが形成されています!
三重県は東海?近畿?中部?

「三重県って何地方なの?」これ、実はかなり難しい質問です。
三重県は文脈によって「東海地方」「近畿地方」「中部地方」のいずれにも分類される、全国でも珍しい県です。
経済圏で見ると、北勢エリアは名古屋市との結びつきが強く「東海地方」として扱われることが一般的です。近鉄やJRを使えば名古屋まで30〜40分でアクセスでき、名古屋に通勤しながら三重に住む人も少なくありません。
一方、名張や熊野は歴史的・文化的に大阪や京都との結びつきが深く、方言も関西弁に近い形で「近畿地方」の一部と見なされることが多いです。
さらに、天気予報や一部の行政区分では「中部地方」に分類されることも。
複数の地方文化が交差する独自性こそが、三重県の多様な産業・観光・食文化の源となっているのです。
三重県の人口推移

製造品出荷額が全国9位に達する「ものづくりの県」でありながら、三重県の人口は20年連続で減少しています。
2025年1月1日時点の総人口は約174万人で、ピーク時の2005年頃(約187万人)から約13万人が減少しました。
直近1年間だけでも約2万人(マイナス1.2%)が失われており、少子高齢化と人口流出が続いています。
ただし、県内全域が均等に減っているわけではありません。南部の伊勢志摩・東紀州エリアでは高齢化と人口流出が深刻な一方、北勢エリアの菰野町のように人口が増加している自治体もあります。

市町村別の人口分布は、以下の通りです!
| 市町村 | 人口 | エリア |
|---|---|---|
| 四日市市 | 約30万7,000人 | 北勢エリア |
| 津市 | 約28万5,000人 | 中南勢エリア |
| 鈴鹿市 | 約19万9,000人 | 北勢エリア |
| 松阪市 | 約15万8,000人 | 中南勢エリア |
| 桑名市 | 約13万8,000人 | 北勢エリア |
| 伊勢市 | 約11万9,000人 | 伊勢志摩エリア |
| 伊賀市 | 約8万5,000人 | 伊賀エリア |
| 名張市 | 約7万4,000人 | 伊賀エリア |
| 亀山市 | 約4万9,000人 | 北勢エリア |
| 尾鷲市 | 約1万5,000人 | 東紀州エリア |
上位5市町のうち4つが北勢・中南勢エリアに集中しており、県北部への人口集中が一目でわかります。
一方、木曽岬町は約5,900人と、四日市市の50分の1以下の規模です。エリアによって人口規模に大きな差があることが、データからも見えてきます。
【エリア別】三重県の人口分布

三重県の人口は、北部と南部でまったく異なる動きを見せています。
| 北勢エリア | 桑名市・四日市市・鈴鹿市・菰野町など |
| 伊賀エリア | 伊賀市・名張市など |
| 中南勢エリア | 津市・松阪市・多気町など |
| 伊勢志摩エリア | 伊勢市・志摩市・鳥羽市など |
| 東紀州エリア | 尾鷲市・熊野市・紀宝町など |
各エリアの人口動態と地域特性を見ていきましょう。
北勢エリア

北勢エリアの中心・四日市市は人口約30万7,000人と県内最大の都市で、石油化学コンビナートを擁する工業都市として安定した雇用を生み出しています。
桑名市は、名古屋駅ま近鉄電車で約30分というアクセスの良さから「三重に住みながら名古屋に通う」ライフスタイルも定着。鈴鹿市や菰野町・川越町も自然と利便性を兼ね備えた町として個性を発揮しており、県内で最も人口が安定したエリアです。
伊賀エリア

忍者の里・伊賀市と、大阪圏のベッドタウン・名張市が中心です。
大阪・名古屋双方へのアクセスを持つ地理的な強みがある一方、若年層の流出が続いており、人口減少への対応が課題となっています。
中南勢エリア

「日本一短い市名」で知られる県庁所在地・津市は、人口約28万5,000人と県内で2番目に多くの人が住んでいる街です。
行政機関・商業施設・医療機関・教育機関がバランス良く揃った暮らしやすいエリアです。
松阪市は全国ブランド「松阪牛」の産地として知られていますが、実は「鶏焼肉」も地元では定番中の定番。

津市と松阪市の魅力は、それぞれ下記のコラムで紹介していますよ!
関連コラム:三重県の津駅がどう見ても「?」に見える件
関連コラム:松阪駅で日帰りまち歩き|レンタサイクルで巡るご当地グルメと歴史の旅
伊勢志摩・東紀州エリア

県内で最も人口減少と高齢化が顕著なエリアですが、伊勢神宮・伊勢志摩国立公園・熊野古道(世界遺産)など日本を代表する観光資源が集まります。
豊かな自然と歴史文化を活かした観光業・漁業・農業が、人口減少が続く中でも地域経済を支え続けています。
●出典:環境省 伊勢志摩国立公園
三重県が取り組んでいる人口減少対策【移住・子育て支援】

人口減少が続く三重県ですが、県や各市町は手をこまねいているわけではありません。
移住促進・定住支援・子育て環境の充実に向けた取り組みが積極的に進められています。
ここからは、人口減少の背景と今後の予測、そして移住・子育て支援の具体的な制度を紹介していきます。
人口が減り続ける背景
三重県の人口減少は「自然減(出生数が死亡数を下回る)」と「社会減(転出者が転入者を上回る)」が重なる二重構造です。
特に20代の若年層が進学・就職を機に愛知県や東京圏へ流出する傾向が続いており、出生数の低下にも直結しています。
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によれば、このままのペースで進むと三重県の人口は2050年に約135万人まで減少する見込みです。
※2025年比で約39万人・約23%減
減少スピードはエリアによって異なり、北勢エリアは比較的緩やかな一方、東紀州エリアでは急速な減少が予測されています。どのエリアに住むかで、将来の生活環境は大きく変わります。
●出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」
三重県の移住支援策
三重県への移住を後押しする制度として、まず注目したいのが「移住支援金」です。
東京圏から三重県に移住し、対象企業への就業または起業をした場合、2人以上の世帯で最大100万円、単身で最大60万円が支給されます。さらに18歳未満の子どもを帯同する場合は1人につき最大100万円が加算されるため、子育て世帯にとっては特に手厚い制度です。
この制度は四日市市・鈴鹿市・津市・伊勢市など県内多くの市町で活用できます。詳細は、三重県移住・交流ポータルサイト「美し国みえ」でチェックしてみてください。
子育て支援制度と地域の取り組み
三重県は子育て支援の充実に力を入れており、県内では以下のような制度が整備されています。
| 四日市市「子ども医療費助成」 | 県内多くの市町で18歳の年度末まで窓口無料 ※市町によって対象年齢が異なる場合があります |
| 三重県「子育て家庭応援クーポン」 | 県内727店舗以上の協賛店でスーパーの割引・飲食サービスなど生活に密着した特典が受けられる |
| 三重県「みえ子ども・子育て応援総合補助金」 | 各市町が地域の実情に合わせた独自の子育て支援事業を展開 |
「三重で子育てをする」というライフスタイルは、住宅コストと生活の豊かさのバランスを重視する30〜40代の家族にとって、ますます現実的な選択になっています。
三重県の人口を知って、自分らしい暮らしを見つけよう

三重県の人口は20年連続で減少が続いていますが、エリアによって状況はまったく異なります。
名古屋へのアクセスが良く雇用も安定した北勢エリア、落ち着いた暮らしが魅力の中南勢エリア、豊かな自然と観光資源を持つ伊勢志摩・東紀州エリアと、三重県には多様な「暮らし方」が選べます。
移住支援金や子ども医療費の助成など、新生活をスタートさせるための制度も充実。数字やデータで三重県を知ることも大切ですが、まずは気になるエリアに実際に足を運んでみてください。

自分のライフスタイルに合った「三重の暮らし」が、きっと見つかるはずです!
筆者:らくよか 編集長
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