香り高い一杯に癒されながら、家族でほっとひと息つける旅をしてみませんか。

お茶の産地と聞くと静岡や宇治を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は三重県も全国有数の生産地です。中でも四日市市水沢(すいざわ)地区の「かぶせ茶」は、生産量日本一を誇る特産品として、地元で広く知られています。

出典:三重県|農産園芸:茶業の振興

水沢は広大な茶畑が広がり、のどかな風景が魅力のエリアです。茶農家が営む直売所やカフェでは、かぶせ茶の試飲や購入ができ、ここでしか味わえない体験が楽しめます。

さらに、東名阪自動車道や新名神高速道路からのアクセスも良好で、愛知・岐阜・滋賀といった近隣県からも日帰りで訪れやすい立地です。休日の小旅行先として、家族連れやカップルにも人気があります。

(ドローン空撮)茶畑に広がるモザイク模様~三重・四日市市で「かぶせ茶」の収穫最盛期

本記事では、そんな四日市の「かぶせ茶」の魅力をたっぷりとご紹介します。

おしゃれなカフェやおすすめのお土産、周辺の観光スポットまで、家族で楽しめる日帰りモデルコースをお届けします。

ぜひ最後までご覧いただき、四日市の自然と味覚を満喫してみてください。

四日市市水沢で本場のかぶせ茶を味わう!おすすめカフェ

まずは、四日市水沢町でかぶせ茶を味わえるおすすめカフェを2軒紹介します。地元ならではの、こだわりの一杯をぜひご堪能ください。どちらも茶農家直営カフェなので、お茶へのこだわりは格別です。

  1. かぶせ茶カフェ
  2. MARUIKE TEA WORKS

それぞれ紹介していきます。

1.かぶせ茶カフェ|地元で人気の古民家カフェ

四日市のかぶせ茶カフェ

かぶせ茶カフェは、地元の人々に愛されている落ち着いた雰囲気の古民家カフェです。築70年以上の古民家で、上質なかぶせ茶とお茶菓子をゆっくり楽しめます。

昔ながらの日本家屋を改装した趣のある空間が特徴で、畳の部屋やレトロな家具が、懐かしい気持ちにさせてくれます。

おすすめのメニューは「のみくらべ膳」(税込1,200円)。かぶせ茶のほかに、ほうじ茶、玄米茶、和紅茶など3種類を選んで飲み比べできます。四日市名産の萬古焼(ばんこやき)の茶器でいただけるのも魅力です。

子育ての合間に、子どもと一緒にお茶でほっと一息つける空間として「お子茶まルーム」や「お子茶ま膳」も用意されていますよ。

【かぶせ茶の産地】かぶせ茶カフェ(三重県四日市市)【あまドラ~天野っちのドライブしよう!!~】

家族でのお出かけや、カップルのデートにもおすすめです。

項目項目
営業時間木・金・土 10:00〜17:00
(8月中は日曜日も営業)
住所三重県四日市市水沢町998
電話番号059−329−2611
アクセス【車の場合】
新名神高速道路「菰野IC」より車で約20分
「鈴鹿PAスマートIC」より車で約10分

【公共交通機関】
JR・近鉄四日市駅より三重交通バス「宮妻口」行「三本松」バス停下車 徒歩3分
駐車場あり
公式サイトhttps://marushige-cha.jp/cafe/

2.MARUIKE TEA WORKS|​茶農家が営む本格カフェ

茶畑に隣接する予約制の日本茶カフェMARUIKE TEA WORKS(マルイケティーワークス)は、茶農家の池田製茶さんが営む本格的なカフェです。

木のぬくもりを感じる、ナチュラルでおしゃれな店内からは、大きな窓から茶畑が一望でき開放感を満喫できます。

こだわりのお茶は、「さえみどり」「おくみどり」など、さまざまな品種のかぶせ茶を店主がその日の気分で選んでくれます。また、和紅茶などと一緒にその日のお菓子が楽しめるのもおすすめポイントです。

店内には、茶葉の販売コーナーもあり、気に入ったお茶の購入も可能です。茶畑に囲まれたロケーションも魅力的で、都会の喧噪を忘れてリフレッシュできますよ。

予約制のお店ですので、ホームページの予約フォームからの予約が必要です。なお、電話やInstagramのDMでの予約も可能です。

項目詳細
営業時間7月末〜3月末の金・土・日 10:00〜17:00
(予約制)
住所三重県四日市市水沢町1022−1
電話番号080−6947−7950(店主携帯)
アクセス【車の場合】
新名神高速道路「菰野IC」より車で約20分
「鈴鹿PAスマートIC」より車で約10分

【公共交通機関】
JR・近鉄四日市駅より三重交通バス「宮妻口」行「三本松」バス停下車 徒歩1分
駐車場あり
Instagramアカウントhttps://www.instagram.com/maruike_tea_works?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==
公式サイトhttps://www.maruike.mie.jp/

四日市でかぶせ茶が買えるお店4選

お土産にもぴったりな、四日市のかぶせ茶が買えるおすすめの店舗を4軒紹介します。

それぞれ、農園直営・地元密着などのこだわりが特徴です。ご自宅用はもちろん、お友達や職場への贈り物の購入にも適しています。

  1. 四日市市茶業振興センター
  2. 三重茶農業協同組合
  3. 近鉄百貨店 四日市店
  4. 萩村製茶「お茶の里きらら」

それぞれ紹介していきます。

1.四日市市茶業振興センター

四日市市茶業振興センター
出典:四日市市茶業振興センター

四日市市茶業振興センターは、四日市市のお茶産業の中心的な施設です。ここでは、四日市産のお茶について学べるほか、お茶の試飲や購入ができます。

「美味しいお茶の淹れ方教室」も定期的に開催されており、専門家から本格的な淹れ方を学べます。

お茶を使った加工品やお菓子なども販売しているので、お土産選びにも最適です。試飲コーナーもあるので、自分好みのお茶を見つけてみましょう。

項目項目
営業時間9:00〜16:00
休館日月曜日(祝日の場合、翌平日)
年末年始(12月28日〜1月4日)
住所三重県四日市市水沢町252−63
電話番号059−329−3367
アクセス【車の場合】
新名神高速道路「菰野IC」より約20分
「鈴鹿PAスマートIC」より約10分
東名阪高速道路「鈴鹿IC」より約15分
「四日市IC」より20分

【公共交通機関】
JR・近鉄四日市駅より三重交通バス「宮妻口」行「少年自然の家口」バス停下車 徒歩3分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.y-ocha.com/

2.三重茶農業協同組合

三重県北勢部の茶農家からなる「三重茶農業協同組合」の直売所でお茶を販売しています。

組合に該当するのは、以下の地域です。

  • いなべ市
  • 四日市市
  • 菰野町
  • 鈴鹿市
  • 亀山市
  • 津市

地元農家さんが作った新鮮なかぶせ茶をお手頃価格で購入できるのが特徴です。

また、施設内ではお茶の製造工程を見学できます。少人数であれば常時見学が可能ですが、事前に電話で予約しておくとより確実です。

歴史ある三重のお茶づくりを間近で感じてみてはいかがでしょうか。

項目詳細
営業時間8:30〜17:00
(土日・お盆・年末年始は休業)
住所三重県四日市市水沢町2441−3
電話番号059−329−3121
アクセス【車の場合】
東名阪自動車道「四日市IC」より約10分

【公共交通機関】
三重交通バス 四日市駅より、山本および椿大神社行き、宮妻行きにて約50分
駐車場あり
見学料金無料
公式サイトhttp://www.suizawa.net/

3.近鉄百貨店 四日市店

近鉄百貨店四日市店

四日市市の中心部にある近鉄百貨店には、地元の名産品コーナーがあり、手軽にかぶせ茶を購入できます。

さまざまなメーカーのかぶせ茶を取り扱っているので、比べてみるのも楽しいでしょう。お茶請けにぴったりの和菓子や、お茶関連グッズも充実しています。

近鉄百貨店は四日市駅に直結した施設のため、電車の待ち時間にもふらっと立ち寄れます。

項目詳細
営業時間10:00〜18:30 
食品売場(1・2階)10:00〜19:00
住所三重県四日市市諏訪栄町7−34
電話番号059−353−5151(代表)
アクセス公共交通機関:近鉄四日市駅直通
駐車場あり

専用駐車場および周辺の契約駐車場
公式サイトhttps://www.d-kintetsu.co.jp/store/yokkaichi/

4.萩村製茶「お茶の里きらら」

こちらも地元のお茶屋さんで、自家栽培・自家製造のかぶせ茶を販売しています。抹茶の原料となる「てん茶」を主力に、さまざまな種類のお茶を生産しています。

  • かぶせ茶
  • モガ茶
  • ギャバロン茶
  • 和紅茶など

イオンタウン菰野で「お茶の里きらら」を運営しており、自社の茶園で採れた茶葉を使った商品や茶具を販売。店内で緑茶(かぶせ茶、煎茶、玉露、抹茶、和紅茶)、抹茶を使ったデザートも楽しめます。

項目項目
営業時間火曜日〜日曜日 9:30〜17:00
住所三重県三重郡菰野町宿野414-2イオンタウン菰野内
電話番号059−391−2828
アクセス【車の場合】
東名阪自動車道路「四日市IC」より2.3km

【公共交通機関】
近鉄湯ノ山線「菰野駅」より徒歩16分
駐車場あり
公式サイトhttps://hagimura.jp/kirara.php

四日市かぶせ茶の3つの魅力

三重県はお茶の生産量が全国3位。その中でも三重県北部を中心に作られている「かぶせ茶」は、日本一の生産量を誇ります。

そんな四日市かぶせ茶の魅力を3つ紹介します。

  1. まろやかな甘みで飲みやすい
  2. 健康効果も期待できる
  3. 伝統製法で地元民に愛され続けている

それぞれ解説していきます。

1.まろやかな甘みで飲みやすい

「かぶせ茶」は、収穫前の一定期間、茶畑に覆いを被せて日光を遮って栽培されます。

この栽培方法により、お茶の渋みの成分であるカテキンの生成が抑えられ、うまみ成分であるテアニンが増加します。そのため、渋みがあまりなく、まろやかな甘みとコクのある味わいになるのです。

水出しでもフルーティーな味わいが楽しめるため、普段あまりお茶を飲まない方や、苦いお茶が苦手なお子さんにもおすすめです。

2.健康面での効果も期待できる

お茶には、日々の生活をサポートするとされる成分が含まれています。

農林水産省の資料でも、次のように紹介されています。

お茶を飲むと私たちはホッとします。おいしいから?もちろん、それが一番の理由でしょう。栄養学的には、カテキン、ビタミンC、ビタミンB2、テアニン、GABA(ギャバ)といった成分が茶葉には含まれていて、抗酸化作用、抗肥満作用、抗菌作用、ストレス解消作用などのさまざまな健康機能との関連が報告されています。
引用:農林水産省「日本茶の機能性」

 

なかでも、かぶせ茶に多く含まれるテアニンは、リラックスを促し集中力を保つ働きがあるといわれています。また、カテキンは抗菌・抗酸化作用との関連が報告されており、生活習慣病の予防に役立つ可能性があるとして注目されています。

毎日の習慣に、かぶせ茶を取り入れてみましょう。

参考:農林水産省公益社団法人日本茶中央会「茶の健康効果20選」

3.伝統製法で地元民に愛され続けている

四日市のかぶせ茶は、古くから伝わる製法で作られています。その歴史は古く、室町時代には茶の栽培がはじまっていたという記録が残っています。江戸時代には、紀州藩の保護を受け、茶業が推奨されました。

出典:三重県茶業振興班

茶摘みの2週間前から茶畑に覆いを被せる独特の製法は「覆下栽培(おおいしたさいばい)」と呼ばれています。

この伝統的な製法は、現在も四日市の茶農家によって守り続けられており、四日市のかぶせ茶の品質を支えています。

四日市かぶせ茶の美味しい淹れ方

せっかくなら、ご自宅に帰ってからも美味しいかぶせ茶を味わいたいですよね。ここでは、家庭でも簡単にできる、美味しいかぶせ茶の淹れ方を紹介します。

具体的な方法は、以下のとおりです。

  1. 急須にお湯を入れ、湯冷ましする(上茶で約50℃、並茶で約60℃)
  2. 急須のお湯を人数分の茶碗に七分目(約20ml)ほど入れ、残ったお湯は捨てる
  3. 急須にお茶の葉を入れる(目安は3人分で約10g、大さじ軽く2杯分)
  4. 茶碗に入れたお湯を急須に戻し、お茶が出るまで約2分待つ
  5. お茶の濃さが均等になるよう回しつぎし、最後の一滴まで絞りきる
  6. 美味しく味わえる温度は約35℃〜40℃。2煎目からは、湯冷まししたお湯を入れて約30秒待つ

出典:伊勢茶.net

正しい淹れ方でお茶を味わえれば、毎日の生活の楽しみの一つになるでしょう。 

かぶせ茶とあわせて巡る!四日市の観光名所3選

ご家族でかぶせ茶を堪能した後は、周辺の観光スポットにも足を運んでみましょう。家族みんなで楽しめる場所を3か所ご紹介します。

  1. 水沢もみじ谷
  2. フォレストアドベンチャー湯ノ山
  3. ばんこの里会館

それぞれ解説していきます。

1.水沢もみじ谷|水沢地区の絶景でリフレッシュ

水沢もみじ谷は、水沢地区にある自然豊かな渓谷です。

鈴鹿山麓の麓、標高250mに位置しており、江戸時代より歴代の菰野藩主が保護に努めてきた逸話から、市内随一の景勝地といわれています。

水沢地区の歴史や自然を満喫できる遊歩道が整備されており、ハイキングや散策におすすめのスポットです。

さらに例年11月下旬〜12月上旬には、色鮮やかな紅葉が楽しめます。

項目詳細
住所三重県四日市市水沢町169
アクセス【車の場合】
東名自動車道「四日市IC」より約11km、車で西へ約20分

【公共交通機関】
近鉄名古屋線「四日市駅」より「宮妻口」行きバス約45分、終点下車すぐ
駐車場無料駐車場あり

もみじ谷周辺にあわせて60台程度
問い合わせ四日市市水沢地区市民センター
059−329−2001

https://suizawa-yokkaichi.com/watch/34/

2.フォレストアドベンチャー湯ノ山|家族で遊べる体験施設

四日市の体験施設。フォレストアドベンチャー湯ノ山
フォレストアドベンチャー湯ノ山

フォレストアドベンチャー湯ノ山は、子どもから大人まで楽しめる、三重県発の自然共生型アウトドアパークです。

自然の木立の地上から2〜15mの位置に設置された足場から、長さ100mを超えるジップスライドで空中散歩が楽しめます。ほかにも、高さ10mから飛び降りるターザンスイングなど、42種類ものアクティビティが魅力です。

敷地内には、運転免許不要の4輪バギーで自然の中を走り抜けるコースもあり、楽しさいっぱいの施設です。

項目詳細
営業日・営業時間ホームページの営業日カレンダーをご確認ください
住所三重県三重郡菰野町菰野4958
電話番号059−340−7739
アクセス【車の場合】
東名阪高速道路「四日市IC」より約20分東名神自動車道「菰野IC」より約10分

【公共交通機関】
近鉄電車「湯の山温泉駅」より約10分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.mori-kaori.jp/activity/fa-yunoyama

3.ばんこの里会館|萬古焼の魅力を満喫

出典:ばんこの里会館

ばんこの里会館は四日市の伝統工芸品「萬古焼(ばんこやき)」の魅力や歴史を学べる施設です。萬古焼は、耐熱性や耐久性に優れていることで知られ、土鍋が有名ですが、急須など多様なデザインの茶器も盛んに製造されています。

ぜひ、萬古焼の急須や湯呑みで、かぶせ茶を味わってみてください。

出典:三重県「四日市萬古焼

項目詳細
営業時間10:00〜17:00
休館日月曜(祝日は除く)夏期休業年末年始
住所三重県四日市市陶栄町4−8
電話番号059−330−2020
駐車場あり

ばんこの里会館北側 39台
アクセス【公共交通機関】
近鉄川原町駅より徒歩5分

【車の場合】
みえ川越ICより15分
四日市東ICより13分四日市ICより20分
公式サイトhttp://bankonosato.jp/wp/

ばんこの里会館では、気軽に楽しめる体験コースから、本格的に学べる定期陶芸教室までさまざまな陶芸教室が開催されています。

旅の思い出としてオリジナルのマイ湯飲みを作って、ご自宅でかぶせ茶を飲むのもおすすめです。

家族みんなで陶芸体験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

陶芸体験内容
開催時間9:30〜12:00
13:30〜16:00
陶芸体験コース(所要時間2時間程度)・てびねり:3,500円
・電動ロクロ:4,000円
絵付け/手彫り体験コース(所要時間90分程度)・カップ、湯呑、皿:1,500円〜
・土鍋(6号〜):3,000円〜
・蚊やり豚:2,500円〜
・手彫り(湯呑):2,000円

なお、萬古焼については、関連記事「四日市の萬古焼(ばんこやき)が人気の理由!陶芸工房でオリジナル作品作りも体験」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

四日市のかぶせ茶で癒しの休日を満喫しよう!

四日市市の主に水沢地区で生産されている「かぶせ茶」は、まろやかな甘みと豊かな香りが特徴で、お茶の苦みが苦手なお子さんにもおすすめです。

地元茶農家直営のカフェでは、こだわりのお茶とお菓子で、家族みんなでゆったりとした時間が過ごせます。

さらに、周辺には自然豊かな観光スポットや、大人も子どもも楽しめるアクティビティも充実。

四日市のかぶせ茶をきっかけに、思い出に残る休日を過ごしましょう。